綾杉
自然入居巣箱の種類: 重箱式
4月からスルーされていた巣箱内に今日ミツロウを塗ったところ、たまたま近くで分蜂があったか入居先を探して待機していた分蜂球があったようで、たまたま探しに来た蜂が巣箱をみつけ、たまたま入居した模様。今後数日経過観察(放置)し、定着することを期待。巣箱外にルアーをつけてはいたが、設置してから3週間ぐらい経っていただこともあり、ルアーに寄ってくる個体はおらず機能していなかった模様。以下観察記録を兼ねたので長文。 4月中旬ごろ、庭にルアーをとりつけた巣箱設置。しかしミツバチの飛来がなく、軒下の雨戸袋の上に移設し、放置。気温が低かったせいか、庭自体にもミツバチの飛来ほとんどなし。GW入っても、全く気配なし。GW入ってからの庭作業で、スズメバチ(大)が庭に飛来していることに気づく。スズメバチ(大)は庭王門の杉板をかじりにきている様子(どこか別所で営巣中?)。そうこうしているうちに本日、数年前から屋根板裏に残っていたニホンミツバチの巣の残りカスを回収し、溶かして巣箱の蓋の裏側(内側)に塗布(ちなみに当時のその巣は、分蜂後スムシにやられ落下・放棄されたため、人為的に撤去、出入り口を布でふさいだのでその後の営巣はなし)。塗布作業後、巣箱入り口の敷居板の片側に3mm径ほどの小枝をはさんで、ちょっとだけ広くしておく。その後13時過ぎごろ、探索蜂とおぼしきミツバチが一匹庭に飛来、家の基礎部分の壁伝いにトラバース飛行しているのを発見。前後してスズメバチ(大)がまたもや杉板をガジガジしに来ており、排除すべく板で叩き落とすも、取り逃がした様子。探索蜂と思われるミツバチ一匹は、そのうち巣箱周辺を飛翔。しばらくすると、もう一匹きて巣箱周辺を飛翔し、二匹が出たり入ったりしながら飛び続ける。その後、15時すぎぐらいまでの間で、最大10匹ぐらいが飛来したが、15:50前後までには箱周辺を飛ぶ個体はいなくなり、ポツリポツリと巣箱から出てきてどっかに飛んで行く程度。15:50前後ごろから、また数匹戻ってくる。小康状態ののち、16:34前後、飛翔するミツバチの個体数がじわっと10-30匹ほどに。前後してガジガジしていたのよりやや体サイズの小さいスズメバチ(小)が巣箱間際を飛び始める。16:35前後、ミツバチは50匹前後ほどか、あわただしく巣箱周辺を飛んだり、出入りしたり。その間スズメバチ(小)はずっと巣箱周辺をウロウロしており、プラットホームにランディングしたらミツバチが攻撃されそうでいやだなあと思って見ていたが、ミツバチ自体はスズメバチ(小)のことはあまり意に介していない様子。この間、断続的に動画を撮影。16:50ごろ、スズメバチ(小)がふいとどこかへ飛んでいなくなる。少ししてミツバチもやや落ち着いた様子になり個体数もやや少なくなったように見えたので、よかったよかったとながめていると、モーターのような唸り音が近づいてきて、すわスズメバチ襲来!?とあせって空を見上げると、南側からうわん!という音とともにぶわっとミツバチが視界を埋め尽くす。16:50:30前後のこと。すごい羽音。庭の敷地内と上空を埋め尽くす感じ。数年前に見た分蜂と同じような規模。2分半ほどすると、巣箱入り口からその下の雨戸袋付近にかけてミツバチが集合しはじめ、間も無く戸袋に垂れるほど集まる。その後じわじわじわじわと巣箱に入る。巣箱周辺で飛翔している数匹を残し入居し終えたのは、17:05過ぎ。巣箱の中ではその後もしばらくゔゔゔゔ音がし続けている。巣箱入り口の小枝を省きたいが、逃げられたくないのでしばらく放置して、定着したら除去する予定(数年前の分蜂時には、確認しすぎて逃げられた)。